EurotechがIBMのエッジエコシステムに参加

EurotechがIBMのエッジエコシステムに参加

IBM Cloud Pak for Dataに基づくエッジ分析と、IBM Edge Application Managerのデプロイ。
データセンターから遠く離れた場所でも、Eurotech製エッジコンピュータ上での意思決定をAIがサポート

eurotech ibm

産業用の堅牢型組込みボード&システム、エッジコンピューティングプラットフォーム、並びにIoTソリューションのリーディングプロバイダーであるEurotechは、IBM エッジエコシステム(データ & AI含む / マルチクラウドからエッジまで)への参加を発表しました。

 

Red Hat の技術をベースとしたIBMの新たなエッジコンピューティングとTelcoネットワークソリューションは、ビジネスエコシステムを共創的なグローバル・エッジソリューションへと導く、画期的なオープンイノベーションプラットフォームです。IBM Cloud Pakは、場所を問わず展開から実行までができる新しいコンテナ化ソリューションであり、今回Eurotechのデバイス上で利用できるようになった IBM Edge Application Managerは、AI分析とIoTワークロードのデプロイとリモート管理ができる自律型ソリューションで、大規模なリアルタイム分析に基づいた深い洞察を提供します。

 

IBM Cloud Pak Ecosystemのゼネラルマネージャー Evaristus Mainsah氏は次のように述べています。

「5Gとエッジコンピューティングの融合により、新たな次元でのイノベーションが生まれようとしています。IBMとEurotechのコラボレーションによるエッジ分析/アプリ用の高性能かつ堅牢なエッジシステムは、幅広いエコシステムの実現と成長を加速させる、いわば“エッジの共創エンジン”で、我々のパートナー達にとって有益なものとなるでしょう。Eurotechのデバイス上でEveryware Software Framework(ESF)とIBM Edge Application Managerを組み合わせることにより、データサイエンティストやDevOpsチームがIoTデータにアクセスできるようになり、AI対応型の大規模エッジアプリケーションの構築から展開、管理までの一連のプロセスについて再考できるようになります。」

 

Eurotechの堅牢型/高性能コンピュータシステムは、自動運転車、製造ライン、協働ロボット、セキュリティ監視、鉄道交通機関など、環境条件の厳しいアプリケーション向けに開発されたファンレス密閉型のコンピューティングプラットフォームです。これらの高信頼性エッジコンピューティングシステム、IoTゲートウェイHPC (High Performance Computing)プラットフォームでは、幅広いCPUのラインナップとパッシブ水冷式システムが用意されており、GPUやAIなどのハードウェアアクセラレーションのほか、各種通信機能、GPS、 ストレージオプションなど、さまざまなエッジコンピューティングへのニーズに対応しています。

 

IoTゲートウェイには、エッジコンピューティングソリューションとしてEurotechのIoT エッジミドルウェアESF(Everyware Software Framework)が搭載されています。ESFは組込Linuxデバイスから強力なエッジサーバーまでを想定した豊富な機能を持つIoT エッジフレームワークで、コンテナ内の仮想ゲートウェイとして実行されます。また、複数の垂直産業にわたるフィールドバスプロトコルを介した柔軟なデバイスツインモデリングを提供し、エッジデバイス上での開発を容易にします。他にもAPIでの豊富なIoTミドルウェア機能の活用や、コンテナでネイティブに実行される本格的なアプリケーションのデプロイ、そしてESF Wiresによるエッジデバイスのデータパイプラインの視覚的構築が可能です。

 

Eurotechの最高戦略責任者であるRobert Andresは次のようにコメントしています。

「IBMとの長年にわたるコラボレーションが今回のエコシステムの参加へと発展し嬉しく思います。我々には最先端のエッジ分析といった重要なエンタープライズ技術を、OTの世界においても効果的に実現できる可能性があります。つまりIBM Cloud Pak for Dataとの統合によって、IBM Edge Application ManagerがEurotechの高性能エッジハードウェア上にデプロイされ、分析モデルの構築とトレーニングが可能となったのです。これはタフな環境でAI分析アプリケーションを利用したいカスタマーにとって、エッジAI導入のハードルを大きく下げるものとなるでしょう。」

 

Eurotechのエッジコンピューティングソリューションによって、リアルタイムでのデータ収集/分析から、日々の業務に対する洞察を得ることができます。Eurotechの堅牢な(必要な場合は高性能の)ハードウェアは、産業(製造、エネルギー、公益事業)からモバイルソリューション(輸送、建設、農業、鉄道車両)まで、さまざまな垂直市場からのニーズに対応し、過酷な使用環境においてもその分析能力を発揮します。そしてエッジAIからの提案事項や推奨アクションを人の介入なく実行できるようになり、業務運用が容易になります。さらにはシステムのレイテンシを低減しながら、データセキュリティ或いはレジリエンスの強化、またダウンタイムの削減などを図ることによって、より良いビジネス成果を達成することができます。

 

Eurotechが共有するビジョンは、OTとITを包括したソフトウェア定義とオープンスタンダードによるエコシステムの実現です。IBMとEurotechはオープンソースとオープンスタンダードの可能性を信じてこれからも邁進していきます。