EurotechがGlobalSignと提携、堅牢なデバイス認証を使用してIIoTセキュリティをさらに高いレベルで提供します

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組込みボード・システムのリーディングカンパニーと大手電子認証サービスプロバイダが提携を結び、サプライチェーンの早い段階で強力な各デバイス認証が可能なセキュリティ機能を組み込みます。

エッジおよびモノのインターネット(IoT)向けハードウェア・ソフトウェアソリューションを設計、開発、販売する企業であるEurotechと、大手電子認証サービス事業者で電子認証ソリューションを提供しているGlobalSignは、本日、IoTのサプライチェーンにおいて、早い段階で認証処理が可能なデバイス組み込みの認証方式を共同で開発することを発表しました。

製品のライフサイクル全体にわたるデバイス認証・管理は、技術的に複雑であり実装が困難です。これを実現することはIoTインフラストラクチャをより強固なものにしながら、その総保有コスト(TCO)を最適化する上で重要な要素となります。

Eurotechは、業界標準の手法と優れた実装方法を用いて、IoTエッジコンピューティングプラットフォーム、データロガー、およびIoTゲートウェイなどの自社製品に搭載されるインフィニオンのOPTIGA™トラステッドプラットフォームモジュール(TPM)が提供する信頼の基点(RoT: Root of Trust)をベースに強固なセキュリティを構築します。TPMの暗号化機能と安全なストレージ機能を活用できるよう、安全で一意の証明書となるデバイス識別用証明書(IDevID)を自社のデバイスに組み込みます。これによりサプライチェーンの重要な最初のステップとしてデバイス個々の認証を行うことができます。また、これをさらに拡張して、同梱されるソフトウェアスタックを含めたデバイスの整合性を担保します。

EurotechのCSO(最高戦略責任者)であるRobert Andresは次のようにコメントしています。

「強力に保護されたIoTデバイス証明書は、セキュアなIoTソリューションの基盤となるビルディングブロックです。GlobalSignはセキュリティ分野において、高度な技術とそれを利用した優れた機能を開発するための心強いパートナーです。 これにより、当社の顧客やパートナーはハードウェアのレベルからデジタルデバイス認証を実装し、活用することができます。」

また、GlobalSignのIoTソリューション担当副社長のLancen LaChance氏は以下のように述べています。

「製造過程でIoTデバイスの認証を組み込むことは、セキュリティ・バイ・デザイン(Security by Design)の最良の例です。GlobalSignの電子証明書が組み込まれたEurotechのデバイスでは、各デバイスのライフサイクルとサプライチェーン全体が保護されます。インテグレーションにおける課題を軽減し、ロータッチクラウド登録のための安全な認証を実現します。」

最初の標準製品は今年の第2四半期より提供の開始を予定しておりますが、お客様やSIパートナーの皆様には、プロジェクトごとに本製品をご検討いただくことも可能です。ご相談ください。

GMO GlobalSignについて

GlobalSignは、世界で最も知られた電子認証サービス事業者であり、高信頼の電子認証およびセキュリティソリューションを提供しています。世界中の大企業、クラウドベースのサービスプロバイダおよびIoTイノベータが安全なオンライン通信を実行し、数百万の電子証明を作成・管理し、認証と暗号化を自動化することを可能にします。同社のスケーラブルなPKIおよび認証ソリューションは、IoTを構成する何十億ものサービス、デバイス、人、モノに安全性を提供します。日本を拠点とするGMOグローバルサイン・ホールディングス株式会社およびGMOインターネット株式会社の子会社で、アメリカ、ヨーロッパ、アジアにオフィスを構えています。詳細については、https://jp.globalsign.com/をご覧ください。